2007年1月22日
馬の世界史
2001年のJRA馬事文化賞に選ばれた作品で、前から読みたいと思っていた本だった。
年末から読み始めてやっと読み終わった。
競馬に関する本なら2日もあれば読み終わってしまうのだが、今回はかかったな。
昔から日本史は得意だったものの世界史はダメというタイプだっただけに、背景となる世界史の理解に時間を要した感じだ。
ウマ科の動物、馬は世界ではかなりの種類があるが、食肉→使役・兵器たる道具の流れは世界共通なのだが、最初に家畜した人達は馬の持つ力とスピードを見極めたわけだから大したものだよ。
土地土地の環境に適応した形で生き、そこからほぼ兵器としてアジアからヨーロッパのユーラシア大陸から北アフリカなど広大な地域を行き来し、そこでより兵器として使える馬が作られていった。
産業革命によって兵器としての馬の必要性が薄れてくるとそれが狩猟や競争に。
馬と人間、古くからなくてはならない存在、競馬があるかぎりこの先もその関係は続きそうだ。
四面環海の日本、大陸との行き来がほとんどない地理的環境からか、1878年のパリ万博に出品した馬が、欧州の人には改良されていない猛獣に近い「馬」として貴重な存在に扱われてたことが、よくわかったよ。
別な角度から捉えたものを読むのも面白いものだ。
加えて世界史の復習にもなったな(笑)
投稿者 zeami : 20:00 | コメント (0) | トラックバック
2006年5月22日
いにしえの競馬ポスター

今日のスポニチ紙面 スポニチワイド北海道のページに「秘蔵ポスター2000枚」の記事があった。
函館市の中央図書館に保存されているポスターの話題で、戦前、実際に告知用に使われた物が保存されているそうだ。
その中には競馬場がある函館らしく、競馬や馬産関連のポスターも多数あるようだ。
左の画像がその一部で、昭和3年の「帝室御賞典 函館競馬」のポスターのようだ。
昭和3年=1928年は日本競馬会ができる9年前で、競馬法が制定されて5年経ち、全国に7つの競馬倶楽部があった時代だ。
約2000枚のポスターはWEB上でも見ることができ、
中央図書館のHPで「はこだてポスターコレクション」の下の方にある
ポスター一覧1とポスター一覧2で。
競馬や馬産関係のポスターは、ポスター一覧1の11ページにある。
「馬はお国の足」とか「馬も第三国民」なんてポスターもあって、馬=兵器と言う時代背景そのものだなと思った。
また「八雲競馬」とか「樺太競馬会」とかもあり、たぶん草競馬的な競馬だろうけど、こんな所でも競馬が行われていたのかと驚いた。
こちらの方が北海道の馬文化じゃないのかと思ったりもする。
貴重な資料だ。競馬以外も含めて機会があったら実物を見たい。
投稿者 zeami : 20:35 | コメント (4) | トラックバック
2006年4月17日
競馬の文化誌
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サブタイトルが「イギリス近代競馬のなりたち」と、近代競馬発祥の地と言われる
イギリスの競馬について流れではなく、その背景を主体に書かれてある。
それで「誌」なのかな。
結構硬めの本で、雑学本を読むような感覚で読むことはできずに、時間がかかった。
中身は、ジョッキー・クラブの創設、近代化以前のレースからレースコースの変化、クラシックレースの誕生、イギリスでの賭博としての競馬、馬匹の改良(血統)などの話からなり、ドンカスター、ニューマーケット、エプソム、グランドナショナル、ブックメーカー、タタソールズ、三大始祖と言う言葉が当然でてきた。
近代競馬の発祥とされる所以は、上流階級にいる者の間で行われていた遊興的なレースを、ある基準を定めてその枠で始めたところにあるようで、産業「革命」と言う時代背景がそうさせたようだ。
この本に「あの三大始祖と呼ばれる馬たちにしてから・・・(中略)・・・後世の人為的な淘汰の果てに現在のようなサラブレッドの血脈が生まれてたのであり、それを逆にさかのぼった先にあの馬たちがいたにすぎない」という記述があった。
バイアリー・タークもゴドルフィン・アラビアンもダーレー・アラビアンも、ゼネラルスタッドブック(GSB)の序巻ができた時点では102頭の種牡馬達の中の3頭でしかなく、以後約100年の編纂を経て結果として三大始祖と言われるようになり、溯ってこの馬に辿りつかない馬はサラブレッドではないと言うことらしい。
なるほどね、と何となく頷けた。そういう意味でもサラブレッドって創られた馬なんだと改めて思った。
たまたま優秀な競争成績を収めた馬、あるいは優秀な競走成績を収めた仔を出した馬達に、それぞれの立ち場で群がるのは今も昔も変わっていないようだ。
GSBによって三大始祖が出来上がったり、これらの馬に辿りつかない馬はサラブレッドではないなど言うこと、はたまたジャージー法が出来てしまう背景には、競馬を通したイギリスの国威の現れだったのではないだろうか。
イギリスではジョッキー・クラブが競争だけを統括し、賭けのほとんどはブックメーカーが担う。
自分の馬でレースを楽しむ上流階級、それを餌に賭けに興じる下の階層の存在、遊興と経済が別々であり、この別々があるところにスポーツという概念もあるようだ。
競争形態こそイギリスに範をとった日本の競馬だが、原点は軍馬育成という国策であり、今は中央競馬に関してはJRAがすべてを握った「経済」が主だ。
自分の領地内で狩猟を楽しみ、そこで馬を走らせ遊興していた階層の人々が代々を経て今も多くいる国とは違うな。
競馬場も60数ヶ所あって、1つの競馬場で年に数回しか行われないと言うのも上流階層の遊興からのこと。
そしてコースも自然をそのまま利用したもの。ゴルフのリンクスのように、「あるがまま」と言うのがイギリス(イングランド)人なのかな。
そんな風に思った書でした。
どうあれ馬が走る所に、馬が走って金が動く所に人が集まることは同じかな。
意外にも競馬そのもののノウハウが書いてある本ではないのだが、馬券の基本はやはり単勝、1着を当てることなんだと改めて思い知った。
投稿者 zeami : 19:56 | コメント (0) | トラックバック
2006年3月 8日
まんが「日高馬物語」
何気に日高支庁のホームページを見ていたら発見したまんが「日高馬物語」
「馬の初歩的なこと」や「日高と馬」などをマンガで書いてある。わかりやすいかも。
投稿者 zeami : 22:13 | コメント (0) | トラックバック
2006年2月12日
WEB本棚
ブクログと言うナイスなサービスを見つけたのでヴァーチャルな本棚、
「気の向く馬馬の棚」を作りました。
本棚の中は馬に関するものに限定して、今まで読んだものやこれから読んでみたい本です。
主に馬産地、競馬や馬の歴史、琴線にふれた馬などの本で、馬券購入や予想のお役立ちとなる類の本は買ったこともないし、興味もないのでありません。
それと本以外に琴線にふれた馬のDVDも飾ってあります。
見ていただくとわかるのですが、デフォルトで背表紙でのビューになっているのですが、表紙ビューにすると並んでいる本が一目瞭然です。
半分はアフィリエイト目的になってしまうのですが、お薦めしたい本などをちょっとずつ増やしていきたいと思います。